秩父市立吉田中学校

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授業風景

全校朝会【6月4日(木)】

2020年6月4日

6月4日(木)は全校朝会(3密を避けるため、生徒は各教室で)がありました。臨時休業が明け、改めて新年度が始まったつもりで頑張ろうという気持ちを込めて、校長から「真剣」という言葉について講話がありました。内容は次のとおりです。

今日は「真剣」という言葉について話します。「真剣勝負」などと言うときに使う「真剣」の「真」は本物、「剣」は刀のようなケン・ツルギを意味します。本物の剣ですから、切られたら大けがをするか、命を失うかも知れません。パナソニックという電気製品メーカーの創業者である松下幸之助という人は、次のように言っています。

「真剣勝負では、切ったり切られたりしているうちに勝つということはあり得ない。それと同じで、うまくいったりいかなかったりを繰り返しているうちに成功するものだ、などと考えるのは根本的に間違っている。やるからには、失敗なしに成功しなければならない。」

また、この「真剣」という言葉を、陸上競技オリンピックメダリストの末続慎吾さんという人が最近使って話題になっています。それは、新型コロナウイルスのことで高校生の全国大会であるインター・ハイが中止になったことを受けて、高校生に贈った言葉です。

「突然、目の前から夢や目標がなくなった時、君は何を思っただろうか。真剣であればあったほど、絶望や虚無感を覚えただろう。でも、これだけは言える。それは、君が本当に『真剣』だったからだ。」

臨時休業中、インター・ハイや甲子園の高校野球の中止が決まり、中学校でも学校総合体育大会が中止となりました。本校は、昨年度の新人大会で今の3年生が中心となって数々の成果を上げました。それだけに最後の大会にかけるものと周囲の期待は大きかったと思います。その大会が無いことになり、絶望とむなしさを覚えた人が多いことでしょう。しかし、その絶望とむなしさが大きかった人は、それまで「真剣」に取り組んでいたという証です。大会が無くなったことは本当に残念ですが、今回のことで、それまでは当たり前であったことが決して当たり前のものではない、貴重なことだ、幸せなことだということが分かりました。

学習についても、臨時休業があったために、今年度皆さんが学習すべき内容が今年度中に終わるのか、正直厳しいものがあります。しかし、ボーッとしてダラダラと何時間もやる学習と、たとえ30分間でも「真剣」になってやる学習とでは、自ずと成果が違ってきます。3年生だけではありません。1年生は1年生として、2年生は2年生として失った時間は帰ってきません。だからこそ、一時間一時間の授業が、一つ一つの学校行事が、部活動が、決して当たり前にあることではないこと、もう二度とない最後の瞬間であることを意識して「真剣」に取り組んでいきましょう。

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