2018年7月4日
7月3日(火)、朝から体育館も30度の暑さでしたが、全校朝会が行われました。
秩父地区硬筆展、埼玉県硬筆展、学校総合体育大会秩父郡市予選の表彰がありました。
関根稔先生から名前を呼ばれた生徒は立ち、代表の生徒が登壇して、賞状を受け取りました。
校長先生の講話は、学校総合体育大会での本校生徒の活躍と惜敗した時の悔しさの話から始まりました。
そこで、「克己」(こっき)と「謙虚」と書かれた言葉が示されました。
「克己」とは、「自分の弱さや衝動、欲望などをおさえ、己に打ち勝つこと」
「謙虚」とは、「謙遜(けんそん)して虚心(きょしん)で物事に臨むこと」
虚心とは心の中に何のわだかまりもなく、真っ白で素直な心の状態です。
学総体の結果をきちんと受け止め、自分に打ち勝つために、自分を見つめてほしいという話がありました。
「克己心をもって、謙虚に人から学ぶこと」が大切だということでした。
そして、話は未明に行われたサッカーのワールドカップの日本代表の話へ。
「負けてしまった日本代表の欠点に目を向けるのではなく、勝ったベルギーの良さから学ぶことが大切です。
ベルギーは自分たちのサッカーの強みをよく知っていました。また、日本の良さもきちんと分析していました。
日本にゴール前では高さで負けていない。日本のGKは前試合でのプレーを批判され動揺している。
日本が自分達の中心選手を徹底的にマークし、シュートを打たせない戦術で善戦し、今、得点できないでいる。
そして、後半に入ってすぐに日本に2点を取られたベルギー。しかし、監督も選手も、落ち着いていました。
後半20分の2人の選手交代。その後、試合は動きます。ベルギーはゴール前にハイボールを入れてきました。
GKを左右に動かすことを意識して、揺さぶりをかけてきました。そして、1点目が入ります。
GKが右に動かされた後、左すみにボールがゆるやかに吸い込まれました。GKは動けませんでした……。
2点目は交代した選手の見事なヘディングシュートがゴールに突き刺さりました。見事なゴールでした。
そして、アディショナルタイム。日本が攻める。GKがボ-ルを取る。これで延長戦だろうと誰もが思った。
まるで奇跡のような大逆転。ベルギーGKは前方に走る選手にグランダーのボールを送りました。
そのボールは右サイドへ展開されます。日本は、センタ-にいるベルギーのストライカーをマーク。
ところが、そのストライカーはゴール前に来たボールに触れず、後ろから走り込んできた味方にスルー。
その選手は、途中交代した2人目の選手でした。……見事なシュート。日本の動きは止まりました。
敵ながら素晴らしいゴール、夢のような展開でした。
このようにベルギーの視点から振り返ると、相手の試合運びのうまさ、監督の采配の素晴らしさがわかります。
それは自分たちの長所を知り、チームメイトが互いを信じ合ってプレーしているからこそできた逆転劇でした。
まさしく謙虚に相手から学び、互いの良さを知った上で自分達の力を最大限に生かして勝ち取った勝利です。
日本のサッカーは成長し続けてきました。誇りを持っている人も多いと思います。
しかし、それで満足せず、更に向上したいと思うのならば、人から謙虚に学ぶことが大切です。
悔しい思いはエネルギーになります。部活だけでなく、勉強でも同じことが言えると思います。
部活を引退した3年生、自分の進路に向けて謙虚に学び、自分の弱さに打ち勝ってください。
もうすぐ夏休みです。「克己」「謙虚に学ぶ」この言葉を忘れずに、有意義な夏を過ごしてください。」