秩父市立尾田蒔中学校

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その他

全校朝会~表彰・校長講話~「伝えることの大切さ」~

2020年11月10日

11月10日(火)朝、全校朝会が体育館で行われました。
初めに、表彰がありました。

〇身体障害者福祉のための埼玉県児童生徒美術展覧会
特選 1年 菅間遙朱
入選 1年 荒舩涼那・内田一璃・水品璃子
〇郷土を描く児童生徒美術展覧会
入選 3年 原島雪花  2年 村田莉菜・山中未結
〇秩父地区社会科展覧会
入選 2年 山中未結


 続いて校長先生からのお話がありました。
 今回は、アニメ『鬼滅の刃』に登場する「悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)」の声を担当している声優の杉田智和さんのお話からでした。

 「悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)」という人物を知っていますか。「悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)」は、身体の大きな僧侶の姿で力があるにもかかわらず、よく涙を流し、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と念仏を唱えるキャラクターです。その声を担当している杉田智和さんは私の昔の教え子で、やはり涙もろく、優しい生徒でした。ネコ好きな私の31歳の誕生日には、紙粘土で作った「根岸先生と肩を組む『おやじネコ』」をプレゼントしてくれました。また、林間学校の実行委員として家の前にあるお寺の住職さんにお願いしてお経を録音し、富士山の樹海で肝試しの前に霊を慰めたいとそのカセットテープを持って来ました。バスガイドさんが強く反対し、実現はできませんでしたが、それでも落胆せずに実行委員として活躍してくれたユーモアや強さを持つ生徒でした。
 その杉田さんとの思い出で忘れられないのが、「走れメロス」の朗読です。私が国語の授業で朗読すると、低い声でよく私が読む王様の声をまねしていました。しまいには、「『走れメロス』の全文を自分に読ませてほしい。」と願い出てきました。さすがに時間がかかるので全文朗読はかないませんでしたが、今考えると、その頃から声優になる素質を持っていたのだと思います。
 さて、その頃、私はよく生徒に、自分が高校生の時、学力が伸び悩み、大学進学をあきらめて声優になろうかと迷ったことがあること、その時に担任の先生から声優や演劇俳優をしている人の生活の様子を教えてもらって「自分から逃げて声優になろうなんて、声優をやっている人達に失礼だ。自分の弱さに負けているだけだ。」と言われ、目が覚めて本気で勉強するようになったことなどを話していました。杉田さんは、高校生2年の時にオーディションを受けて声優としてのスタートを切ったそうです。最初は仮面ライダーのCMの声だったとか。仮面ライダーやガッチャマンの歌が大好きだった私にとっては驚きです。杉田さんはその後、声優をしながら大学も卒業し、今では自分で独立して活躍しているようです。
 今日は、皆さんに『伝』、「伝えること」の大切さを考えてもらいたいと思います。私がした話、杉田さんの人生に影響していると私は勝手に思っています。杉田さんが覚悟を決め、自分が努力し、自分が決めた道をつき進み、今の活躍があるのですが、彼との思い出を振り返ると、自分の経験や思いを伝えるというのは大切なことなんだと実感しています。杉田さんも自分の思いを私に伝えてきたからこそ、私の中にその思い出があります。
 皆さんは、自分の思いや考えを伝えていますか。11月、今日から三者面談、教育相談が始まります。自分の親や先生に今、悩んでいること、考えていること、不安に感じていること、将来のことなど、伝えてみてください。言葉にして伝えることで自分に自信がもてたり、悩みが解消されたりします。言葉で伝えることはとても大切なことなのです。

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