11月20日には、3年生の数学の授業において授業公開が行われました。北部教育事務所や市の教育委員会の方々をお招きし、先生方の授業力アップを目指した研修の一環です。他にも市内の小中学校の先生や5年目を迎える小学校や高等学校の先生方(5年次異校種体験研修の一環)も大勢お見えになりました。
現在3年生たちは「相似」を学んでいますが、本日の授業は、その相似の考え方を活用した証明の授業でした。ある4角形の各辺の中点を結んで4角形の中にできる図形が平行四辺形であることをどのように証明するかを探るという内容でした。タブレットを使って図形を動かしながら予想や見通しを立てた後、個人で問題を解く時間を取りました。その際、一人では分からない人は他者と、または先生と問題にあたることを選択できるような「学び方の選択」をする場面もありました。また、3種類のヒントカードを用意して、生徒たちの学びの支援を行いました。その後のグループ活動では活発に考え方の共有が行われ、生徒たちの学びが深まっている様子が見られました。3年生たちが難しい問題にも諦めず、粘り強く取り組んでいる姿が印象的でした。
その後に行われた研究協議会では、参加された多くの先生方から本日の数学科の授業についてたくさんの感想やご意見が寄せられ、今後の授業をより良くするための貴重となりました。参加された先生方もわきあいあいとそれぞれの考えを共有し、温かい雰囲気の中でより良い授業づくりに向けた協議が行われました。北部教育事務所の指導者の方からは、本時の授業のお褒めの言葉や改善へのアドバイスなど大変参考になる御指導をいただきました。分かる授業、楽しい授業づくりへの更なる授業改善へのやる気、勇気が湧いてきました。指導者の皆様にはお忙しい中ご指導いただきましたことにあらためて御礼申し上げます。また、市内外からごお越しいただいた先生方、ありがとうございました。