2024年3月27日
3月としては肌寒い日が続きましたが、温かな雨がもうすぐ春を連れてくることを予感させます。そのような春雨の日に、3月26日には吉田中学校令和5年度修了式が挙行されました。
今学期は、2泊3日でスキー教室が行われ、2年生たちがスキーやスノーボードを大いに楽しみました。お世話になったインストラクターや宿の方々には、「吉田中の子たちはガッツがあり、体力もあり、しっかり話も聞けるし、上達も早い」、「吉田中学校の皆さんが使った部屋は、どの部屋もとてもきれいに整頓されていて、素晴らしかった、とても優秀ですね」といったお話をいただき、行事に臨む姿勢にも成長が伺われる素晴らしいスキー教室となりました。
また、2月初旬には1年生の味噌づくりが行われました。1年間かけて育て、収穫、脱穀した「借金なし大豆」を使い、地元の方の指導の下、1年生たちは楽しく取り組みました。皆、指導者の教えをよく聞きながら、丁寧に作業を進めました。ものを食べるには多くの人々の手を経て多くの工程が必要であることを実感し、食への感謝を深めることができました。
また3月17日には「秩父市民俗芸能大会」が行われ、本校2年生が貴布祢神社神楽の舞を披露するとともに、「秩父市子ども伝統芸能伝道師」の称号を授与されました。地元の貴布祢神社神楽保存会の皆様には前日までの御指導、当日のサポートを手厚くいただきました。そのおかげで、2年生たちは立派に神楽を披露することができました。ありがとうございました。
2月末、3年生たちは、中学校生活のクライマックス、高校入試に挑みました。無事に全員が第一希望の高校への進学を決めることができました。本人たちの努力はもとより、これまでの保護者の皆様、地域の方々の支えがあってこその良き知らせだと思います。
高校進学が決まった後に行われた3年生を送る会は、感謝の思いが溢れた温かく素晴らしい会となりました。1年生からの工夫を凝らした出し物、2年生の走れメロスの演劇。どれも3年生の卒業を祝い、感謝と未来への希望を願う思いが溢れていました。教職員も全員で3年生の卒業を祝う思いを込めた出し物を行いました。最後に3年生からも3年間の感謝を伝える素敵なメッセージがありました。
そして、3月15日に感動の卒業の日を迎えることができました。多くの御来賓、保護者の御臨席のもと、卒業式は厳粛な雰囲気の中で行われ、38名の生徒たちに卒業証書が手渡されました。卒業生代表の答辞では、卒業を迎えた素直な気持ちを飾らない言葉で、心を込めで語る姿が出席者の胸を熱くさせました。38名の3年生たちは9年間の義務教育を修了し、それぞれの夢や希望を胸に、笑顔いっぱい晴れやかに本校を巣立っていきました。
今年度1年間、保護者の皆様、地域の皆様には本校の教育活動にご理解、御協力をいただき、感謝申しあげます。お陰様で、今年1年間大きな事故もなく、無事に59名の1,2年生も今年度の教育課程を修了し、次の学年へ進級することができました。
来年度も引き続き、本校の教育活動にご理解・御協力賜りますようお願いいたします。新年度への大いなる期待と共に、皆様のさらなるご健康とご多幸をお祈り申し上げ、令和5年度修了のご報告と挨拶を申し上げます。今年度も大変お世話になりました。ありがとうございました。
吉田中学校長 矢口 岳人